世界的に著名な鉄道模型製作・収集家の原信太郎氏が、世界で初めて、そのコレクションを常設で一般公開する。
これは、みなとみらい地区に建設中の「横浜三井ビルディング」(2012年2月末竣工予定)に世界最大級の規模の鉄道模型博物館として2012年夏にオープン予定の「原鉄道模型博物館」で常設公開されるもの。この博物館は、これまで(仮称)「世界鉄道模型博物館」としていたが、「原鉄道模型博物館」が正式名称となる。
同博物館は、2つの鉄道ジオラマと3つの展示室で構成され、原信太郎氏のコレクションから選りすぐった約1,000輌を展示。一部の模型車輌は、一番ゲージ(縮尺1/32)の室内ジオラマとしては世界最大級の面積(約310平方メートル)となる「いちばんテツモパーク」で走行させる。また、日本の鉄道発祥の地である横浜を舞台にした「横浜ジオラマ」を設置し、HOゲージ(縮尺1/80~1/87)の鉄道模型を走行させる。
博物館の延床面積は約1,700平方メートルで、展示面積は約1,200平方メートル、総収蔵車輌数は約2,500輌となる。
予定されている施設の主な内容は次の通り。
○いちばんテツモパーク
一番ゲージ(縮尺1/32)の模型が走るジオラマ。サイズは約30m×約10mで、一番ゲージの室内施設としては世界最大級。
○横浜ジオラマとフリースペース
HOゲージ(縮尺1/80~1/87)のジオラマで、横浜の今昔を再現。
○第一展示室「原模型の真髄」
原模型の技術、その真髄を語る。外からでは分からない複雑な機構・作りもわかりやすく解説する。また、原氏が初めて作った模型も展示。
○第二展示室「語る模型」
Oゲージ(縮尺1/43~1/48)以上の数々の模型を、テーマごとに展示する。
○第二展示室「シャングリラ伝説」
原氏が自宅に設ける「シャングリ・ラ鉄道博物館」(非公開)を紹介。
○第三展示室「ヴィンテージ・コレクション」
東海道新幹線などの多くの一番切符や、メルクリン、ライオネルなどの美術工芸品とも言うべき貴重な模型の数々を展示。
■所在地
神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング2階
■交通
横浜駅より「はまみらいウォーク」ルート…徒歩5分
横浜駅より地下ルート…徒歩5分
みなとみらい線 新高島駅ルート…徒歩2分
▼いちばんテツモパークジオラマ(イメージパース)。
イラスト:三井不動産 ニュースリリースより