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京阪電気鉄道 新型通勤車13000系を新造

2011.12.12

 京阪電気鉄道は12日、新型通勤車13000系20輌を新造し、宇治線を中心に2012(平成24)年春より順次営業運転を開始することを発表した。





▲13000系の外観イメージ。

 イラスト:京阪電気鉄道 報道発表資料より(下画像とも)

▼13000系の客室内イメージ。





 13000系は3000系新造時に導入した車輌全体の基本デザインコンセプト「風流の今様」を継承。エクステリアデザインは、「風流の今様」を具現化するモチーフとしての「スラッシュ・ムーン」と呼ぶ円弧形状に加え、コーナーにエッジをもたせた「ウェッジシェイプ」というテーマを導入して通勤車らしい軽快感を演出する。

 インテリアデザインは、外観との調和も考慮し、萌黄色を座席や吊り手に用いたほか、サブカラーには墨、アクセントカラーとして橙を採用、京都のテイストを感じさせつつもモダンな、これまでの通勤車輌にない大胆なデザインとしている。



 また、これまでの同社車輌開発時に蓄積された技術やノウハウを結集し、特に環境への配慮やバリアフリーへの対応、安全性の向上などに主眼を置いて開発した新型通勤車となっている。

 車体はアルミ合金製でVVVFインバータ制御装置を採用。2600系との比較で約35%の電力量削減を実現する。2600系20輌との代替が完了すると、運転用電力量全体で約1%の電力量削減が実現する見込みとなる。

 バリアフリーへの対応は、車いすスペース、車内案内表示器、転落防止外ほろ、誘導鈴、扉開閉予告灯を設置し、荷棚の高さを従来車輌よりも20mm 低い1750mm(優先座席部上は従来より50mm低い1720mm)とする。さらに同社では初めて扉の端部と出入口の足元にオレンジ色のラインを配置し、視力の弱い方にもわかりやすくする。

 安全面においては、セミダブルスキン構体を採用して正面強度の向上やオフセット衝突の対策などの車体強度向上策を施し、客室内は握り棒を増設して座席端部の仕切板を大型化する。また危険な角部を極力なくした設計としている。



 このほか、サービスの向上として液晶式の車内案内表示器を設置するほか、除湿機能を備えた全自動空調装置を採用。腰掛は一人当たり座席幅470mmのバケットシートとなり、ダイレクトマウント式空気バネ台車を採用することで快適な乗り心地を提供する。

 なお編成は4輌(Mc-T-T-Mc)で、5編成を新造。車体製造所は川崎重工業株式会社となる。


京阪電気鉄道 ウェブサイト


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