シーサイドラインを運営している横浜新都市交通では、このほど新型車輌2000型を製作し、2011(平成23)年2月下旬予定で5輌1編成が営業運転を開始することを発表した。
▼新型車輌2000型の外観イメージ。
イラスト:横浜新都市交通 記者発表資料より
2000型は、従来の1000型の老朽化に伴ない、2015年(平成27年)までの間に全16編成80輌を順次製造するもの。保守性や製作コストを考慮しつつ、社外専門家の意見を参考にするなど、細部にわたって従来車輌からの見直しを図っている。
車体はステンレス製で、車輌デザインは先頭形状をシンプルな傾斜した平面構造とし、シーサイドラインの沿線環境にある「海」をイメージした、7色を用いた幾何学模様の配色とされる。
客室内は座席配置が大幅に見直され、クロスシートとロングシートを組み合わせた配置とされるほか、客室の窓には遮光性の高いガラスが採用される。
バリアフリー対策としては、車いすスペースを5輌編成中3輌に設置。セキュリティー対策として各車輌に2台の防犯カメラを設置する。
さらにサービス面では、無人運転時に運転席を乗客が利用できるように開放するほか、入口付近にはLCD式車内案内表示器を各車輌2台設置する。