交通博物館そして鉄道博物館で学芸員として活躍し、全国各地の鉄道でボランティア活動にも精力的に取り組みながら、2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震で被災、満35歳の若さで亡くなった岸由一郎さんの生涯を記録した本、『あの電車を救え!-親友・岸由一郎とともに-』が、10月9日(土)と10日(日)に日比谷公園で開催される第17回「鉄道フェスティバル」で特別販売されることになった。
鉄道を愛し、鉄道とともに生きた岸さんを偲び、没後1年を機に刊行されたこの本は、発刊後まもなく品薄状態となり入手難が続いていたが、今回は特別に著者サイン入り本が、岸さんと縁が深い津軽鉄道株式会社のブースで販売される。岸さんは同社の70周年記念イベント(2000年)を企画するなど応援を続けていた。
今回の販売では、著者が本を直接手渡しにより販売する予定。なお販売部数には限りがあるため、先着順で売り切れ次第終了となる。
■第17回「鉄道フェスティバル」について
◎日時:2010(平成22)年10月9日(土)・10日(日) 10:00~17:00(予定)
◎場所:日比谷公園 大噴水広場周辺(入場無料)