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キヤノンEOS 60D発表

2010.08.26

 キヤノンは26日、デジタル一眼レフカメラ“EOS 60D”、EOSシリーズ用交換レンズの新製品6機種を発表した。



■EOS 60D

▼9月中旬発売のEOS 60D(EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS 装着時)。





 新製品“EOS 60D”は、EOSシリーズ初のバリアングル液晶モニターを搭載し、イメージを選択するだけで写真の雰囲気を設定することができる表現セレクト機能や、撮影した画像に特殊効果を加えることができるアートフィルターを初めて採用している。



 撮像素子は約1800万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)で、高性能映像エンジンDIGIC 4により、常用設定ISO感度は100~6400に拡大、ISO感度拡張時は12800まで設定が可能となる。ファインダー視野率は約96%。オールクロス9点AFセンサーも搭載しているほか、最高約5.3コマ/秒・約58枚の連続撮影も可能。なお、記録メディアにSD/SDHC/SDXCメモリーカードを採用している。



 ライブビュー撮影時においては、通常の3:2のほか、1:1や16:9などの画面サイズを選択できるマルチアスペクト機能を新たに搭載したほか、フルHDサイズの撮影も可能な「EOSムービー」や電子水準器を搭載している。

 “EOS 60D”は2010(平成22)年9月中旬発売で、ボディ単体のほか、「EOS 60D・EF-S18-55 IS レンズキット」と「EOS 60D・EF-S18-135 ISレンズキット」も用意されている。



 価格はオープン価格で、実勢価格はボディ単体が税込130,000円前後、「EOS 60D・EF-S18-55 IS レンズキット」が税込140,000円前後、「EOS 60D・EF-S18-135 ISレンズキット」が税込170,000円前後となる。



 なお、銀座・名古屋・梅田のキヤノンデジタルハウスとキヤノンマーケティングジャパン本社ビル内のショールーム「キヤノンプラザ S」では、2010(平成22)年9月18日(土)までの期間、“EOS 60D”の先行展示を実施する。



■EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM



 35mmフルサイズの撮像素子では全周魚眼と対角線魚眼を、APS-C/Hサイズでは対角線魚眼を実現する本格的なフィッシュアイズームレンズ。UDレンズ1枚と高精度ガラスモールド非球面レンズ1枚を使用し、高解像・高コントラストな描写を可能としている。

 発売時期は2011(平成23)年1月で、価格は税別150,000円。


■EF300mm F2.8L IS II USM



 蛍石レンズを2枚使用した新光学設計を採用することにより、残存色収差の発生を良好に補正して、高解像・高コントラストな画質を実現。さらに光学構成とメカ構成を見直すことで、従来機種より約200gの軽量化を達成(質量は2,350g)。

 高性能な手ブレ補正機構を搭載し、快適なスポーツ撮影を可能にする新しいISモード(MODE3)を加えた3種類のISモードを搭載している。

 発売は2010(平成22)年12月で、価格は税別750,000円。


■EF400mm F2.8L IS II USM



 “EF300mm F2.8L IS II USM”と同様に蛍石レンズを2枚使用した新光学設計を採用。光学構成とメカ構成を見直すことで、従来機種より約1,520gの軽量化を達成している(質量は3,850g)。こちらも新しいISモード(MODE3)を加えた3種類のISモードを搭載。

 発売は2010(平成22)年12月で、価格は税別1,250,000円。


■EF70-300mm F4-5.6L IS USM



 2枚のUDレンズを使用することで、ズーム全域で残存色収差の発生を極小に抑え、高解像・高コントラストな画質を実現するズームレンズ。

 高性能な手ブレ補正機構も搭載しているほか、ズーム全域で最短撮影距離1.2mを実現している。最前面と最後面のレンズ表面にはフッ素コーティングを施し、レンズ表面に付着した汚れを簡単に取り除くことが可能。また、別売の三脚座に対応している。

 発売は2010(平成22)年11月で、価格は税別158,000円。


■エクステンダー EF1.4×III

 エクステンダー EF2×III




 レンズ配置とコーティングを最適化したことにより、デジタルカメラ使用時に発生しやすいフレアやゴーストを大幅に抑制する。また、“EF300mm F2.8L IS II USM”、“EF400mm F2.8L IS II USM”に装着した場合は、倍率色収差を効果的に抑えるとともに、従来以上に高精度なオートフォーカスを実現する。

 こちらも最前面と最後面のレンズ表面にフッ素コーティングを施しており、レンズ表面に付着した汚れを簡単に取り除くことが可能。

 発売はどちらも2010(平成22)年12月で、価格はそれぞれ税別55,000円。


 このほか、望遠レンズ“EF500mm F4L IS II USM”と“EF600mm F4L IS II USM”が開発中であることを発表した。

 発売時期及び仕様の詳細は未定だが、9月21日から26日までドイツ・ケルンで開催される「フォトキナ2010」に、この望遠レンズ2本を参考出展する。



▼EF500mm F4L IS II USM 試作品(左)とEF600mm F4L IS II USM 試作品(右)。



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