キヤノンは6日、EOSシリーズ用の高性能望遠ズームレンズ“EF70-200mm F2.8L IS II USM”を発表した。
この“EF70-200mm F2.8L IS II USM”は、鉄道写真の撮影にも適した「EF70-200mm F2.8L IS USM」の後継機種。
レンズには新たに蛍石1枚を採用するとともに、UDレンズ(特集低分散ガラス)を従来品より1枚追加の5枚を搭載した19群23枚のレンズ構成で、ズーム全域で高解像度で高コントラストな描写を実現する。
手ブレ補正機構IS(Image Stabilizer)も、従来品からシャッタースピード換算で1段分向上した約4段分のテブレ補正機構を搭載するとともに、最短焦点距離もズーム全域で1.4mから1.2mに短縮している。
さらに水やホコリの侵入を防ぐ高い防塵・防滴性能に加え、固定筒の強度や部品連結部の構造を見直すことで重量増を抑えながら堅牢性を高めている(レンズ質量は1490g)。
“EF70-200mm F2.8L IS II USM”は2010(平成22)年3月上旬の発売で、希望小売価格は税別300,000円(ケース・フード付き)。