京阪電気鉄道は、2008年度の鉄道設備投資計画を公表した。
2008年度は、淀駅付近の立体交差化、踏切・信号の改良や電気室の更新などの「保安度向上」工事、エレベーターの新設や車輌の更新、駅務機器整備およびトイレ改良などの「サービス改善」工事などを実施することとしており、投資総額は131億円になる。
概要は以下のとおり。
- 踏切および運転保安工事(89億5100万円)
- 立体交差化工事(4億6100万円)
淀駅付近の約1.5kmを高架化、3ヶ所の踏切道を除去など - 踏切道の立体化および踏切保安施設の新設・改良(8400万円)
踏切道の構造改良、踏切障害物検知装置の更新、京阪本線踏切過走防護対策など - 車輌の新型・改良(68億9400万円)
新型車輌「3000系」の新造、運転状況記録装置・列車防護無線装置の新設など
▲新型車輌3000系のイメージ(報道発表資料より) - 線路の改良(10億6600万円)
橋梁改良、防災対策、道床改良、合成枕木化など - 電気設備の改良(3億1400万円)
信号関係機器更新、ホーム異常通報装置の新設など - 工場・検修設備の更新(3200万円)
寝屋川車両工場検修設備の更新など - その他(1億円)
- 立体交差化工事(4億6100万円)
- サービス改善工事(35億2600万円)
- 駅施設の改良(15億900万円)
ホーム改良、空調設備の更新など - バリアフリー対策(1億5100万円)
エレベーターを1駅新設、エスカレーターを1駅更新、車いす対応トイレを2駅新設、列車接近表示装置を1駅整備など - その他(18億6600万円)
駅務機器の更新工事のほか、車内自動案内装置新設やクーラー更新および暖房能力向上など
- 駅施設の改良(15億900万円)
- 輸送力増強工事(6億6700万円)
- 電気設備の新設・改良(6億6700万円)
変電所の建替、変電所機器の更新など
- 電気設備の新設・改良(6億6700万円)