開業当日の12月20日午前5時48分、すすきの交差点から駅前通に入った雪2号。始発電車が入線する前の新線区間を、一歩、一歩、確かめるように、西4丁目まで往復した。 P:高橋一嘉 先日、編集長敬白でも試運転の模様が紹介されました札幌市電のループ化がついに完成、12月20日日曜日の始発より運行を開始しました。 札幌市電のループ化は、従来線路が途切れていたすすきの~西4丁目間404mをつなぐもので、両電停間の駅前通りの歩道側両サイドに線路が敷かれ、中間の狸小路に停留場が新設されました。 営業開始前日の12月19日は、西4丁目~狸小路間の駅前通りが歩行者天国となり、A1201号やM101号などが展示されたのに続き、14時40分から西4丁目交差点で開業式典が行われ、札幌市長ら関係者によるテープカットののち、A1201による試乗1番電車がすすきのに向けて出発しました。開業前日の12月19日に西4丁目で行われた開業式典。くすだま割とともに試乗1番電車となったA1201が出発する。 P:高橋一嘉 開業当日の12月20日は、始発電車を前に”ササラ電車”雪2号がすすきのから西4丁目まで往復。そして、6時25分、A1201による記念すべき外回り始発電車が西4丁目を出発。続いてすすきの6時27分発の内回り始発電車A1203が出発し、札幌市電の循環運転がスタートしました。12月20日午前6時25分、西4丁目を出発する外回り循環の始発電車。札幌市電の新時代の幕開けである。 P:高橋一嘉