← →三溝−森口間を行く新島々行の電車。下は現在の新村駅駅舎。駅前のワンボックスカーはコミュニティバス。 2014.9 P:高橋一嘉十数年振りに上高地線に乗った。社名が「松本電気鉄道」から「アルピコ交通」に変わって久しいので、駅の案内などがどうなっているのか気になっていたが、松本駅の案内はほとんどが「松本電鉄上高地線」で、車内の案内なども併記しているものが多い。公式サイトにも「松本電鉄上高地線」と標記してあるから、判りやすくこれが路線の通称ということでよいのかも知れない。 さて、松本電鉄と言えば気になる木造駅舎が二つあった。その一つ目、新村駅で降りると・・・新しい駅舎に変わっていた。現駅舎と並んで残る新村駅旧駅舎。入口に掲げられた筑摩鉄道→筑摩電気鉄道の社章(「チ」の字が9個)も健在。 2014.9 P:高橋一嘉松電の前身、筑摩鉄道の社章を掲げた旧駅舎はまだ残っていた。改めて見ると、開業時は本社最寄駅だっただけあって平屋ながら堂々たる構えである。入口に貼られた紙を見ると、新駅舎への切り替えは2012年3月だったそうで、もう2年以上前。アンテナの低い奴だと笑われそうである。今後はどうなるのだろうか。 さて、もう一つの気になる駅は森口駅。二つ先なので、撮影しながら歩いていくと・・・こちらも新駅舎に切り替わっていた。新村同様、旧駅舎はそのまま残されていて、ジュースの自動販売機はそのまま営業中。しっくいが剥がれかけた旧駅舎の入口に貼られた紙を見ると、新村と同時期に切り替えられたらしい。森口駅の旧駅舎。松本方に並んで新駅舎(上)がある。下はホーム側から見た旧駅舎。危険物貯蔵庫の横には向日葵が。 2014.9 P:高橋一嘉新駅舎の出札口で松本までの切符を購入すると嬉しいことに硬券が出てきた。社名は「アルピコ交通」。それでは記念にと入場券を購入すると、こちらはまだ「松本電鉄」であった。2014.10.1作成