← →都電荒川線の前身、王子電気軌道の飛鳥山〜大塚間が開業したのが、ちょうど100年前の明治44年8月20日のことだそうです。大塚から線路沿いに王子方面に歩いていくと、今でも「M44・8」と書かれた鉄製トラスの架線柱が多く使用されているのを見かけます。おそらく開業時からのものと思いますが、たった2〜30年間でも、電車も町並みもすっかり変わってしまう世の中にあって、100年前からここに立ち続けているものがあると思うと、ちょっと不思議が気分にさせられます。100年前には考えられなかったソーラーパネルが取り付けられたものも。架線柱を眺めていると、100年前のトラスを潜って、王電の社紋を掲げた9001号がやってきました。