← →FT12軸距:1800mm 車輪径:610mm軸箱支持:シェブロン式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス) 1993年に試作されたJR貨物の「スーパーピギーバック」用車運車クサ1000形の台車。海上コンテナおよびピギーバック用として試作されたコキ70形のFT11をベースに、軸距を1650mmから1800mmに拡大したものである。FT11・12とも610mmの小径車輪を採用し、これにより車体の低床構造を実現、クサ1000形では同時に開発された貨物室容積の大きい専用トラックを積載して、ピギーバック輸送の輸送効率向上を図る計画であった。基礎ブレーキ装置はディスクブレーキ。 残念ながらピギーバック輸送の急速な衰退によりクサ1000形の量産は実現しなかったが、1994年に登場した「カーラックシステム」用のコキ71形に派生形式のFT12Aが組み合わされ、その技術が生かされている。JR貨物クサ1000形:RailMagazine124号参照 1993.10.20 東京貨物ターミナル P:RM参考文献『RM LIBRARY84 車を運ぶ貨車(下)』渡辺一策(2006年 ネコ・パブリッシング)2009.12.18作成LINKこれまでに紹介したJR貨物形式の台車 FT1 FT2 FT12 FT130これまでに収録した貨車用台車 TR213 NC-2