185系

資料館

その13 徳島 加賀須野橋

2010.05.02
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徳島空港のほど近く、空港のある松茂町と徳島市を隔てる今切川には2本の橋が架かっている。1本は徳島~高松~松山を結ぶ四国の動脈、国道11号の新加賀須橋、そしてそれに並んで架かるのが、県道の加賀須野橋だ。200m近くはあろうかという広い川幅に、まるで古い桟橋のように数多くの橋脚を並べた独特の姿だが、その一部を可動橋として航路を確保している。(写真は拡大可)
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新加賀須野橋から見下ろした可動部分。シンプルな一葉式の跳開橋である。
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松茂町側から見た可動橋部分。可動橋部分は道路も狭く1車線で、橋が閉じていても信号による交互通行だ。地図で見ると、交差点もない橋の真ん中に信号の表示があるので面白い。
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付近は住宅地。自動車、自転車、もちろん歩行者も多い生活道路で、バスも通る。徳島駅からだと徳島バス37系統航空隊または長原行きで、徳島駅から約20分。「広島」というバス停が最寄である。
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開閉は1日10回。ただし船が来なければ開かない。可動部の路面は尼崎の丸島橋と同じようにアミアミのスケスケだ。
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通船時は両側の信号が赤になり、遮断機が下りる。
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航路幅は14.4mと狭いが、やってきた船は油槽船だろうか、意外なほど大きく、見た目に航路幅一杯だ。
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橋の上で船の通過を待っていると、道路の向うを艦橋が通過していく不思議な光景になる。
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写真は2007年と2008年のものだが、2009年末から架け替え工事が始まった。可動橋であることには変わりないが、昇開橋に生まれ変わるとのことで、航路幅は37mに拡大され、橋上も車道2車線+自転車・歩行者道となる。工事については徳島県のサイトに詳しいが、これによれば昇開橋方式の車道橋としては日本最大のものになるだそうだ。(つづく
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