← →TT-3(クハ703) 写真:1991.3.24 新栃木検修区 RM 東武鉄道の特急電車5700系のうち、1953(昭和28)年に2輌×2本が登場した直角カルダン駆動車、通称C編成に組み合わせられた東芝製の台車である。本格的な営業電車用としては最初期のカルダン駆動台車として特筆すべき存在であるが、後にM車は全車吊り掛け駆動のFS106と振り替えられ、TT-3は全てT台車となり、改番後の車号ではクハ702~705が履いていた。東武形式はTRT-52T。軸距:2400mm 車輪径:910mm 軌間:1067mm軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばねクハ703を先頭に下小代の築堤を駆ける5700系。引退は翌年夏のことであった。写真:1990.11.29 板荷-下小代 RM 2007.9.21作成参考文献『私鉄電車ガイドブック2 東武 東急 営団』東京工業大学鉄道研究部編(1978年 誠文堂新光社)『私鉄の車両24 東武鉄道』飯島 巌・卓はじめ・諸河 久(2002年 ネコ・パブリッシング)LINKこれまでに収録した東武鉄道関連の台車