資料館

千頭森林鉄道のウイングばね台車

2007.08.05
 
287:千頭森林鉄道客車用台車
写真:2006.5.4 名取紀之
 大井川鐵道井川線の奥泉駅からバスで30分、寸又峡温泉に着きます。ここの駐車場に展示されているのが、かつてこの地を走っていた千頭森林鉄道の機関車と客車です。その歴史については現在発売中のRM LIBRARY96『大井川鐵道井川線』に詳しいのでご覧いただくとして、これがその客車の台車です。
 車体は岩崎レール製で、スクールカーとして有名な木曽・王滝村の「やまばと号」に似たものですが、「やまばと号」がアーチバー台車を履いているのに対し、こちらの台車枠はH鋼。よく見ると軸箱守に小さなウイングばねを組み合わせた独特のもので、木曽のB型客車のように運材台車を流用したものでもないようです。ちなみに井川線の客車は今も昔もアーチバー台車ですから、これとも関係ないでしょう。
 おそらくこの客車に合わせて製作されたものと思われますが、他に仲間がいたのでしょうか。ちょっと気になるところです。
The passenger car of a Senzu Forest Railway abolished in 1968. It is saved in Sumatakyo-spa of Shizuoka.
2007.8.5作成

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