185系

資料館

DT44 TR227 / JR四国キハ47形

2006.12.19
 
212:DT44
DT44(キハ47 1503) 2006.9.21 徳島 P:高橋一嘉
213:TR227
TR227(キハ47 1503) 2006.9.21 徳島 P:高橋一嘉
軸距:2100mm 車輪径:860mm 軌間:1067mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:空気ばね

 1977(昭和52)年に誕生した国鉄キハ40系気動車のうち、酷寒地型、寒地型に組み合わせられた台車。暖地型がコイルばねのDT22DTR51Cであるのに対し、こちらは空気ばねを採用。一般型気動車用の空気ばね台車としてはキハ66・67のDT43/TR226に次ぐ2例目であったが、軸ばねは当時の国鉄用台車としては珍しく、ウイング ばねではなく軸箱直上にエリゴばねを配した軸ばね式となった。しかし、酷寒地、寒地型ともに1979(昭和54)年の増備車からは円筒 案内式軸箱支持のDT44A/TR227Aへ移行、形式上は派生形式ながら軸箱支持方式の変更により外観は大きく変わった。
 従ってDT44/TR227を履いて登場した車輌はキハ40 101~116・501~520およびキハ47 501~505・1501~1505の計46輌のみであり、製造初年が1979(昭和54)年のキハ48形にはもとより存在しなかった(ただし当該のキハ40の一部が”リゾートしらかみ”改造時にキハ48に形式変更されている)。
 なお、DT44/TR227を履くキハ47は分割民営化時に全車JR四国の承継され、現在徳島運転所に配置されている。
A KIHA47 type rail diesel car of Shikoku Railway Company. A 1977 debut.
キハ47 505ほか。 2008.10.16 徳島 P:高橋一嘉
参考文献
「最後の全国区気動車キハ40」岡田誠一(RailMagazine242号所収/2003年 ネコ・パブリッシング)
これまでに収録した国鉄気動車関連の台車へのリンク
これまでに収録したJR四国関連の台車
 
2006.12.19作成 2008.11.12更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加