185系

資料館

NH38 / 鹿島鉄道キハ714

2006.05.19
 
119:NH38
 新潟鐵工所製の気動車用菱枠型台車で、国鉄キハ42000形(キハ07)形TR29と同系のものである。写真は鹿島鉄道のキハ714(もと夕張鉄道キハ251)が履いているもの。同じように鹿島鉄道の前身であるかつての関東鉄道に在籍した車輌としては、キハ711~713(もと三井芦別鉄道キハ101~103)、キハ715(もと夕張鉄道キハ254)、キハ761~763(もと雄別鉄道キハ49200Y1~3)がNH38を履いていた。
軸距:2000mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:板ばね

写真:2006.5.5 石岡 名取紀之
kashima714.jpg
キハ714は1953(昭和28)年製で、道内初の液体式変速機を搭載した気動車だった。1953年と言えば国鉄ではようやくキハ45000(後のキハ17)の投入を開始した年で、当時の炭礦鉄道の隆盛ぶりをうかがわせる車輌である。 2006.5.19作成 2007.5.31更新
参考文献
復刻版 私鉄の車両8 関東鉄道・鹿島鉄道・筑波鉄道
飯島 巌 森本富夫 諸河 久(2002年 ネコ・パブリッシング)
2006.5.19作成
LINK
これまでに収録した関東鉄道・鹿島鉄道の台車
TS-102A TS-104 NA-6 NH38 NP120DFS210D) NP120TFS210DT) NP128D NP128T NF01HD NF01HT

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