← →N-DT53A(動台車)N-TR239(付随台車) DT53/TR239は国鉄末期の1986(昭和61)年に誕生したキハ183系500/1500番代から採用された台車である。電車用のDT50/TR235に続き国鉄気動車用としては初のボルスタレス台車となった。牽引装置はZリンク式。ヨーダンパは当初は準備工事のみであったが、JR化後に誕生した550/1550番代では当初から装備している。 写真は1989年に誕生したキハ183系5100番代“クリスタルエクスプレストマム&サホロ”が履くもので、形式名は国鉄形式を引き継ぎつつもJR北海道の識別である“N”が冠されている。550/1550番代と同じく当初からヨーダンパを装備するほか、曲線通過時の乗り心地向上のため空気ばねに傾斜上面板と可変絞りを採用している。なお、1990年に増備された中間車キサロハ182-5101は583系電車から転用されたTR69Dを履いている。軸距:2100mm 車輪径:860mm軸箱支持:円錐積層ゴム式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス)写真:1989.12.8 苗穂工場 RMキハ183系5100番代“クリスタルエクスプレストマム&サホロ”:RailMagazine75号参照2006.5.25作成LINKこれまでに収録したJR北海道関連の台車これまでに収録した国鉄気動車関連の台車