← →DT50B M台車/モハ210-3002TR235B T台車/クハ210-3003 国鉄初のボルスタレス台車であるDT50/TR235系は、1985(昭和60)年登場の205系電車を皮切りに、以後、国鉄の分割民営化までわずか2年余りの間に、203系100番代、211系、415系1500番代、117系100番代、213系、207系900番代と、仕様を変更しつつ多数の新造車に採用された。円錐積層ゴム式の軸箱支持方式もこの系列が嚆矢。基礎ブレーキ装置はM台車が踏面片押し、T台車は踏面片押しとディスクブレーキの併用である。 このDT50B/TR235Bは1985(昭和60)年登場の近郊型電車211系用として製造されたもので、1987(昭和62)年登場の本四備讃線用電車213系にも採用。JR発足後もJR東日本が増備した211系では引き続き採用され、2階建てグリーン車用に同系のTR235Gも誕生した。一方、JR東海が増備した211系5000番代や213系5000番代など、またJR西日本が増備した211系「スーパーサルーンゆめじ」やクロ212の台車は別形式となった。 写真は高崎線・東北線で活躍するJR東日本211系3000番代のもの。軸距:2100㎜ 車輪径:860㎜軸箱支持:円錐積層ゴム式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス)写真:2005.11.22 籠原運輸区 RM(新)写真:2006.2.15 栗橋-東鷲宮 RM2005.11.29作成/2010.3.18更新これまでに紹介した国鉄電車関連の台車のリンクこれまでに紹介したJR東日本の電車関連の台車のリンク