大阪から横浜を訪問したとき大桟橋通りを走る多くの市電が単車であるのにを見て驚きました。しかも420は羽目板を黄色に塗った木造なのには二度驚きました。4系統の花園橋付近での撮影です。1926年横浜船渠で400型の増備車としてBrill79E2台車、空気ブレーキ付で製造された400型の増備車です。その後も鋼製化されることなくボギー車に伍して1966年3月まで働きました。両端の腰板のスカート部が他の400型と異なりテーパーがなく角形に切り落とされています。魚雷型ベンチレーターも取り外され、戦時中に窓の保護棒が供出され、戦後付けられた広告板も用済みとなり引退まぎわの老兵でした。 ’65.4.5 花園橋 P:飯田 勝