1968年、1947年三井造船玉野製作所製の京浜急行初代400形の車体を、西武所沢工場で両運化、ノーシル・ノーヘッダ化、正面および戸袋窓のHゴム化をし、手持ち部品を組み合わせて作成した下回りに載せられて製造された。総武流山電鉄では一番近代的な車輌であった。両運であるが、クハ50形と組んで運用されており、単行運転はされなかった。1979年以降、総武流山電鉄の車輌老朽化対策として西武鉄道初代501系を購入して導入されたクモハ1200形の登場により旅客運用から離脱し、晩年は京王帝都電鉄デハ1900形の台車に換装のうえ、流山駅構内の入換え車として使用され、1994年に廃車解体された。 ’80.2.20 総武流山電鉄 流山―平和台 P:前 直也