EF61 4は、昭和36年から製造開始されたEF61基本番代のうち、川崎車輌・川崎電機で製造されたグループに属する。EF61は基本番代・200番代ともに全車が廃車され、保存機は1輌もないが、この4号機は唯一、車体前頭部のカットボディが広島車両所に現存する。写真は、小荷物列車の先頭に立ち、雨のセノハチを登るEF614〔広〕。積載物の重量にもよったのだろうが、現車11輌だとEF58なら当時はEF61-200番代の補機を要したところ、EF61は補機なし単独牽引で登っていた。 ’79.10.28 山陽本線 瀬野-八本松 P:中司純一