ゴハチ1桁ナンバー機は、概ね1979~1980年に廃車になっているが、1号機とこの5号機だけは、浜松区にあって、東海道・山陽本線のゴハチ終焉期まで、小荷物列車の先頭に立って活躍した。1947年日立製作所製。デッキ付車体から流線型車体への改造は比較的遅く1957年。その後一時東京機関区に配置されるが、1958年に浜松機関区に転属して以来、廃車まで一貫して同区所属であった。ゴハチの若番機は、前面窓がHゴム改造された機が多かったが、同機もその例に漏れず、現役当時のファンの人気はいま一つであった。 ’79.10.29 山陽本線 瀬野-八本松 P:中司純一