185系

資料館

C11 80

2015.03.25
20150325122457-ce4c79a11e26b3ad3174c33c2a8371e3e37c0105.jpg
C11は一次型(1〜23)、二次型(24〜140)、三次型(141〜246)、四次型(247〜381)の4タイプに分かれる。307号機以降は戦後製。1935(昭和10)年3月、日立製作所笠戸工場製の80号機は二次型に属し、このタイプ以降は一次型と砂箱・蒸気溜めの位置が入れ替わり砂箱が第一缶胴、蒸気溜めが第二缶胴となった。水槽容量は一次型と同じく6.8㎥で水槽下面とキャブ下端のラインが一致している。同機は竣功後津山機関区に所属し、津山線・吉備線を中心に貨客牽引に活躍、1962年10月の岡山国体に際して運転されたお召列車の牽引機も務めている。1971年3月24日には津山線・吉備線無煙化のさよなら列車を牽引、1972年の交通博覧会に展示されたりして、しばらく岡山機関区に保管された後、1973年、会津若松運転所に転属、会津地方で使用され、1975年10月に廃車となった。日中線のさよなら列車も牽引。現在は岡山県津山市に保存されている。 ’70.3.24 岡山機関区 P:山下修司

  • このエントリーをはてなブックマークに追加