国鉄が北海道用として1978年に開発・製造した交流用特急電車である。車両開発は当時の標準特急形電車であった485系を基本として、北海道向けの設計・計画が行なわれた。外観の特徴として、着雪防止対策装置が運転席前面窓上に設置された。これは高速走行時に空気の流れを作り、最後尾の運転席前面窓部に、巻き上げられた雪が付着し、凍結を防ぐものであった。1990年には785系の運用などにより、2007年11月に全車が廃車された。 ’97.8.16 :千歳線 北広島-島松 P:長岡行夫