10系客車に準じた軽量構造で製造された最初の郵政省所有の郵便車。そのうち2501~2514番車は北海道向けとして製造されたグループで、1965~1966年に汽車製造、新潟鉄工所、日本車輌などで14輌が製造された。乗務員室窓の二重窓、温気暖房装置等の北海道向け設備を装備した以外は一般型と同一であるが、首都圏~北海道の青函航送で使用する(東北地区を走行)ため当初から電気暖房付となっている。1974年、一般型3輌が非冷房のまま北海道向け改造を施工、本系列2515~2517番に編入されているが、後に1976~78年に冷房取付改造したため本系列2521~2537に改番された。1984年まで首都圏(隅田川)~北海道間の青函航送で使用されたが、運用廃止後は間もなく全車廃車となり番代消滅した。 ’82.12.8 函館本線 函館-五稜郭 P:熊谷孝志