’78年に瀬戸線近代化として1500V昇圧化と、栄町への地下新線での乗入れの際、Mc+Tc2輌編成が6本製造された。車体は鋼製で18m級両開扉3ドアー車体で基本性能は本線系6000系と同様で、三菱製ABFM抵抗制御方式で直流直巻主電動機出力150kW。ただし当初は非冷房車輌で屋根上に外気導入式ラインデリアー換気式、側窓も独特の二段式ユニット窓を採用(上段下降下段固定式)、車内も当初は中央扉を挟んだ集団離反式固定横型座席であったが、’88年以降、縦型座席化改造。また’85、’89年に分け3編成ずつ7000系廃車車輌から流用(TAC-15T2:AU12S類似)で冷房改造が行われた。また前面床下部に大型排障器が装着されたのが6000系との相違点である意味特徴となっていた。瀬戸線近代化の立役者として活躍するも、新形式による車種統一化による新たな近代化により、’13年3月に引退、消滅。 ’88.8.25 尾張瀬戸-瀬戸市役所前 P:梶村昭仁