戦時中に激増した工員輸送のため、1943年に日立で2輌(9、10)新造した14m級電車。この時代の小型電車としてはやや腰高なもののまとまった形態をしている。両エンドとも非貫通だったが、後に2輌とも片側だけ貫通化(この2輌で貫通編成を組むためか、逆エンドずつを貫通化)された。地下鉄用台車を流用したらしくイコライザに集電シュー取付台座をもっている。営団地下鉄から2000系を導入後も旧型車では最後まで残り、1997年廃車になった。 ’90.7.9 大甕 P:小西和之