1971年1月吹田第一機関区に新製配備される。1988年3月稲沢機関区に転属、1994年5月発足した愛知機関区所属となり、関西本線・紀勢本線などで活躍した。東日本大震災の翌月、被災地に石油を輸送する臨時石油輸送列車の牽引に各地からDD51が集められた。急勾配と曲線が続く磐越西線を走るDD51 832、紀勢貨物でお馴染みの機体が遠い東北の地で頑張っていた。震災当日より生活することが精一杯で鉄道写真どころではなかったあの頃、撮影を再開するきっかけなったのがこの磐越石油臨貨であった。2011年4月中旬、東北本線の復旧に伴いその任を終了し愛知機関区に帰区した。しかしATF-PFを装備していなかったため2011年末には休車となり翌2012年2月に廃車解体された。 ’11.4.9 磐梯町―東長原 P:楢井勝行