1978年、「白山」「はくたか」を3MGとするためサロ489-1000番台10輌が製造された。1989年、JR西日本はこの内の5輌を先頭車化・3列座席化しパノラマグリーン車として「スーパー雷鳥」に投入した。白を基調とした特別編成が北陸路を颯爽と快走し画一的な国鉄時代とは異なる新たな特急列車の幕開けを感じさせた。後継の681系・683系に追われ2001年青い専用塗装で「しらさぎ」に、2003年には国鉄色となり既に脇役になっていた「雷鳥」に返り咲いた。JR化後に改造された車輌であったが国鉄色になってから鉄道ファンの人気を集めた。その後ダイヤ改正の度に「雷鳥」は本数を減らし2011年3月のダイヤ改正で惜しまれながら引退した。 ’08.1.20 北陸本線 金沢 P:楢井勝行