輸入電機を置換えるためEF53製造の経験を活かして開発された貨物用電気機関車。製造初年は1934年。EF10 17は1938年製で、車体が汽車製造大阪、電装が東芝鶴見工場である。水上、国府津などを経て、関門トンネル開通後は一時門司に所属した。戦後は国府津、八王子、甲府に所属、1976年3月に廃車となっている。EF10は製造時期などによって形態が大きく異なり、16号機かではリベット組立てのヒサシつきボディ、17~24号機が丸みを帯び溶接構造、25~41号機が角型の溶接構造の車体となっている。17・20~24号機がHT57鋳鋼台枠、30~33がHT58鋳鋼台枠、。24・27・35・37・41がステンレス車体に換装されている。 ’64.4.5 東海道本線 辻堂-茅ヶ崎 P:青木一郎