’62年に日本車輛と新潟鉄工所で各10輌、計20両が製造。この内、’77年の荒川線近代化(ワンマン運転化)時に引継がれた16輌のうち、車体老朽化と冷房搭載による旅客サービス向上を図るべく、’84~’87年に掛け13輌が車体更新された。走り装置は旧車体時代から引継がれ、吊掛式ながら間接非自動制御、電制常用、60kw主電動機2基搭載。車体色も当時の都バス冷房車輌と同様にグリーンとアイボリー系カラーとし、7000形更新車のイメージと旧車体の7500形の前面イメージを併せ持ったスタイル。冷房化に際し、空調用・制御電源用にはVVVF及びCVCFインバーターを搭載。更新後、集電装置の変更(ビューゲル→菱型パンタ、Zパンタ化等)など細かな部分以外は更新当時のスタイルで活躍していたが、走行機器や車体の老朽化も目立ち、荒川線向けの新型車輌の投入により、唯一、7510号が事業用車(花電車用)に改造されて残存する以外、’11年3月までに旅客用車輌としては引退となった。 ’88.12.11 荒川線 王子駅前-飛鳥山 P:梶村昭仁