阪堺線モ205形は古い木造車の足回りを再利用し、車体を天下茶屋工場で新製した11m級の小型車で、種車が多岐にわたるため台車はマチマチ、低床車と高床車が入り混じっていた。写真のモ220はBrill 27GE-1を履いた高床車。モ101系が廃車された際、その台車を大阪市電1601形を購入したモ121形に譲り、玉突きで捻出したBrill 77E台車と、大阪市電1501形からの廃車発生品のKS45L台車を購入して交換し、全車低床化された。 ’65.5 住吉交叉 P:小西和之