もと国鉄キハ42037(1936年大宮工場製)、廃線まで現役だった鹿島鉄道キハ602の1番違いの兄弟で、有田鉄道には1952年にやってきた。富士急行キハ58001 – 3が入線するまで主力として活躍。写真は国鉄工場で整備を受けての帰り、阪和線の貨物列車最後尾に連結されて藤並へ回送されるときのもの。色は国鉄気動車と同じオレンジとクリームを逆塗りにしたもので、鹿島鉄道の兄弟車も最末期は奇しくも同じ色、同じ塗り分けだった。 ’64.8.30 竜華操車場 P:小西和之