’64年に勾配線向け機関車として登場。’76年までに0番代として79輌が製造。この内、写真の-33号機は、’69年度第2次債務予算車として’70年に-31~-36号機の6輌製造された中の1輌で通称、三次量産車と称される。PC牽引対応用のEGを装備。運転台を含めた車内灯が蛍光灯化されたのもこの次車から。基本性能は、EF62をベースに歯車比を落として高速性能を増したほかは、発電制動付の自動進段式カム軸式でバーニア抵抗制御を採用していた。33号機は甲府区を皮切りにJR化後は貨物機として稲沢(→愛知)区に所属。’09年05月に運用離脱し、’10年02月に廃車。とりたてて特徴はなかったが、最後まで原色で活躍していた車輌であった。 ’90.2.10 東海道本線 名古屋 P:梶村 昭仁