1000形は昭和12年に誕生した流線型のセミクロスシート車で、急行等に活躍した。戦後も一部は特急にも用いられた。昭和43年頃から3扉両開きの新製車体に置き換え700形(2代目)となって姿を消した。1900形新は昭和37年の淀屋橋延長開業に際して特急車のレベルアップを図るべく誕生した。3000系の登場後は3扉車に格下げられながらも1500V昇圧や冷房化も行われ、2008年に引退するまで活躍を続けた事は記憶に新しい。かつての京阪を代表する両形式が複々線区間でうまく並んだ情景である。 ’65.8 京阪本線 関目 P:永野晴樹