1500Vへの昇圧が迫った頃、不足することが予想された3輌運用の単車増結車輌として昇圧時に2輌ユニットとなる5231形をベースとして1964年に5151、5152の2輌が製造された。増結車両を主に使用されていたが、その後、3輌運用がなくなったこともあり、1形式で2輌の同形を利用し、省エネルギー化による回生ブレーキ付電機子チョッパ制御の試作車として制御改造および冷房改造が1981年に実施された。唯一ジェットカー初期世代の丸みを帯びた車体を残す存在として引き続き活躍をしていたが、1995年1月17日の阪神大震災により三宮駅3番線で被災、ホームに乗り上げて大破したことから、廃車された。阪神大震災で数少ない形式消滅車輌となった。 ’94年 神戸高速鉄道 高速神戸 P:角中 武大