113系電車の制御付随車。’72年7月開業の総武線の増設別線である、錦糸町~東京間地下新線用に同年4月から増備された、いわゆる1000’代といわれる番代。従来と比較して前照灯シールドビーム化、外嵌め式二段上昇式ユニットサッシ、タイフォン位置の変更等の外観の変更のみならず、保安装置がATC(-3形)化された事から、これらの対応用として大幅にモデルチェンジ。ブレーキ弁が非常抜取位置対応のME41C形、マスコンもMC54形に。またカプラもKE76形×3本から、KE70形+KE76形2本となった。写真の車輌は’74年度第二次民有車で’74年川重製、新製は大船区で以来、横須賀・総武線で活躍。民営化前の’86年に地上線の東海道線田町区に転属。湘南色、カプラをKE76×3本化。その後幕張区へ転属し、再度スカ色化され房総各線ローカル運用で活躍。田町区転属時に改造されていた、KE76形カプラ3本のまま、’06年廃車。 ’87.12.6 東京 P:梶村昭仁