1962(昭和37)年、北陸本線の電化の際に投入された交流電気機関車。11.5‰の連続する北陸トンネル内で1000t牽引を実施するためにF級とした。福井以南をこのEF70が受け持ち、平坦区間の多い福井以北をED74が受け持つ計画だったが、結局は全区間EF70に統一され、EF74の製造は6輌にとどまった。EF70は1961(昭和36)年~1965(昭和40)年までに81輌が製造され1次型(1~21)、2次型(22~81)に分かれ、外観・性能ともに異なる。写真の11号機は1962(昭和37)年3月、日立製、1986(昭和61)年3月に廃車となっている。 ’65.3.29 田村 P:柿浦和敏