相鉄5000系は1955年に登場した車輌。登場当時は18m3ドアの車体で、日本で初めてボディーマウント構造を採用した鉄道車輌として話題を呼んだ。5000系は合計20両製造された。その後1972年に現在のアルミ車体、20m車に車体更新され、5100系となり、1988年にVVVFインバータ制御装置に改造され再度5000系を名乗るようになった。5000系のVVVFインバータ制御は独特の走行音でありファンから絶大な人気を得た。しかし10000系の導入により2005年に5051Fが廃車、最後まで残った5053Fも11000系の導入により、2009年2月11日のさよなら運転を最後に引退した。さよなら運転では、引退記念ヘッドマークを取り付けたほか、前面の行先表示が横浜寄りは感謝、海老名寄りは希望が表示され最後の花道を飾った。さよなら運転終了後旧形車体の時代を含め54年に渡る長い活躍に幕を閉じた。 ‘09.2.11 相模鉄道 いずみ野 P:福田智志