’65年、京浜東北線の新性能化に際し、登場した103系の制御電動車。当時の運用上のほか主に保守上の観点から編成分割が必要となったことが誕生の経緯。従来のモハ103形1-2位側車端部に運転台を設置した構造で、集電装置を搭載。’68年までに155輌製造。1-4位側(通称:山側)に主制御器(CS20A)と遮断器類、この反対(海)側にブロワーモーター付主抵抗器が鎮座する。写真の車輌は’67年常磐線新性能化に際し、投入された車輌(-134~-155)。’68年日車製で松戸区に配置。後、冷改や前照灯シールドビーム2灯化など受け、松戸区に在籍したが、’90年以降、仙石線・陸前原ノ町区(=宮城野区)へ転属し、大更新改造を受けつつ’02年11月まで活躍。 ’84.10.4 上野 P:梶村昭仁