1966(昭和41)年車体更新HL車2輌10本が登場。いわゆる間接非自動制御車で主に旧愛電3300形等の戦前の半鋼製車の機器流用車。車体は5500系を高運化したパノラミックウインドウ、シールドビーム2灯、側窓2連1組二段窓、車内1・2人掛交互配置の転換クロス、その上クーラ搭載とHL更新車としては豪華な内容。当初、新色ライトパープルと称する薄いすみれ色で登場、他車にも波及し掛けたが、体色が激しく、郊外で保護色になって視認性に問題があって暫してストロークリーム+赤帯の後スカーレット化。’77年以降瀬戸線1,500V地下線用としてA-A基準化。同時に転出した3770系等共に活躍。なお、特徴ある車内は’85年までにロング化。HL、吊掛け駆動の機器老朽化等により本線転用6000系等と順次交替、’96年6月までに全車引退、形式消滅。 ’88.8.25 瀬戸線 尾張瀬戸─瀬戸市役所 P:梶村昭仁