伊勢崎線快速用車輌の体質改善のために1964年に登場した2ドアセミクロスシート車。デッキなしの仕様ではあったが、ズラリと並ぶボックスシートは当時の国鉄急行型に相通ずる長距離用車輌の雰囲気があった。2連×22本=44輌が製造されたが、非冷房であったことなどが影響し1985年から1986年に掛けて全車が6050系に更新され、姿を消した。 写真は1980年、蒲生駅にて撮影。 左から、上り本線に快速浅草行6000系、中線に上りED5050型重連貨物列車、下り本線に78系準急と、懐かしい顔ぶれが並んでいる。今では、車輌はおろか駅の施設にも、その面影すら見当たらない。 ’80.8 伊勢崎線 蒲生 P:清水祥史