近鉄大阪線の通勤用電車。ただし、通勤型とはいえ昭和14~16年にかけて製造された2200新(2227~)と同一性能で電気ブレーキも装備して青山越えも可能な電車である。大阪線のクロスシートの2200系に対して脇役的存在であった。晩年2200(旧)が三扉、ロングシートに改造され2200系と区別がなくなり、宇治山田や鳥羽行き急行電車にも用いられて疾走、花を咲かせた。写真はオール1400形3連の榛原行き準急であるが中間の電動車はパンタグラフを降ろし、トレーラー扱いの珍しい姿。 ’66.11.3 近鉄大阪線 関谷-二上 P:永野晴樹