185系

資料館

近鉄2200新

2006.11.24
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戦前のわが国を代表する歴史的名車、2200系であるが、昭和16年当時の世相を反映して、紀元2600年の伊勢参り用に増備した張り上げ屋根、2扉ながらドアを内側に寄せドア間を転換クロスシートにした。当時、大阪線を狭軌にする案もあり、狭軌用の200馬力モーターを用いたため、車高が若干高くなっている。写真の2231は戦後いち早く特急に整備されヘッドライトも埋め込み式に改造されている。両運転台車のパンタグラフの反対側の窓のない所はトイレである。ただし、先頭に用いる場合はトイレは閉鎖されていた。公称最高速度110㎞/hだがスピードメーターがない時代、私の速度測定では130㎞/hくらいは出ていたようである。 ’66.8 近鉄大阪線 河内国分-関谷 P:永野晴樹

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