常磐線国電区間の終端、取手から水戸線下館を結ぶ非電化鉄道線。写真のキハ610形(キハ612)は、元々は半円形を描いた独特の流線形スタイルの旧国鉄キハ07系が始祖だが晩年は種車の面影を追い難いほどの大改造が行われ、写真のようになっていた。直接旧国鉄から以外に他私鉄で使用の後に再就職して来た仲間を加え、全5輌が在籍。旧国鉄キハ35系列の増備で、1985年~1988年にかけて全車廃車された。 ’85.8.26 関東鉄道 水海道機関区 P:梶村昭仁