185系

資料館

DD13 376

2006.09.21
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ヤード構内入換や小運転を目的として生まれた凸型ディーゼル機関車。2基のDMF31S形エンジンの間に運転室を設け変速機は液体式である。それまで入替え機として適切な出力を備えたディーゼル機関車がなく、その出力強化を目的として1958年から1967年までの間に398輌製造された。110号機までは前照灯が1灯で連続定格出力370PS/1300rpmのDMF31Sエンジンを搭載、111号機からは前照投をシールドビーム2灯としエンジンも連続定格出力500PS/1300rpmのDMF31SBに変更された。ローカル線には軸重が重すぎる上に、列車暖房装置を持っていなかったのでDE10が登場してからは入替と貨物支線専用となった。ヤードや貨物支線が廃止された為に余剰となりJRに継承されることなく1987年に全機廃車されてしまったがDD51形のベースになった事など鉄道車輌開発史上重要な機関車である。 ’71.11 福知山線 尼崎-塚口 P:高橋 明

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