185系

資料館

DD54 1

2006.08.04
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1966年6月24日落成したDD54形式のトップナンバー機。1号機から3号機が先行試作機として登場し福知山機関区に配属され 山陰本線京都~福知山間および福知山線の運用に就いた。その成績が良好であったため2次車として4号機~8号機が量産体制のもと落成し同じく福知山機関区に配属された。1号機は3号機とともに1968年10月に重連でお召列車を牽くという栄誉にも浴している。1次型最大の外見上の特徴はヘッドライトの位置が前窓上部にあったこと。2次車以降はテールライトと一体化され窓下に移されている。同形式は推進軸の折損事故が相次ぎ、同部の強化工事が行われたが、今度はその強化工事のため走行中の振動が強まり液体変速機にトラブルが頻発し、全機短命に終わった。それ故 この赤い箱型機関車は薄幸の機関車として世に知られている。この日も機関車乗務員が停車中、しきりに下回り附近を気にかけて点検していた。 ’72.8.25 播但線 生野 P:高橋 明

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