昭和32年に登場した南大阪線初の高性能通勤車6800系。愛称を「ラビットカー」と名付けられモ6850形を含め40輌製造されました。養老線へ改造、改番され移籍したモ6850形の一部を除き、平成3年までに全廃されました。写真は6800系運転開始30周年記念イベント列車で、モ6851号の1輌のみデビュー当時のオレンジに白帯のラビットカラーに塗り替えられ、同車のシンボルでもあるラビットマークも見事に復元されました。編成は6800系で仕立てられた4輌編成で、先頭がラビットカラー、中間2両が現在の近鉄標準色のマルーン&ホワイト、最後尾がマルーン色というユニークなものでした。 ’87.10.18 近鉄南大阪線 矢田~河内天美 P:山田 優