日立製作所で1969(昭和44)年に2輌作られたディーゼル機関車で、形式はDD1000。ベースは国鉄DD13 111以降の500PS車だが、出力が600PSにアップされているほか、ボンネットの形状もDD13とは異なる。写真のようにボンネット上に設置されたツララ切りが特徴的だ。9600に混じって石炭列車を牽引したが、’75年の夕鉄廃止後は真谷地専用鉄道に移る。しかし、ここも’87年には廃線となり、1002号機も運命を共にした。 ‘75.3.10 鹿ノ谷機関区 P:青柳 明