西武鉄道E21形は1927(昭和2)年に武蔵野鉄道が川崎造船所で2輌製造した凸型機。当初はデキカ20形の21、22を名乗っていたが、西武鉄道となってから21形→E21形に形式変更されている。同形機には小田急のデキ1010形、上田温泉電軌→名鉄→岳南鉄道のED50形があるが、西武の2輌は右側運転台であり、細部も他社機とは若干異なる。写真のE21は、1978(昭和53)年に廃車されたE22に先んじること5年前の1973(昭和48)年に廃車となった。’73 石神井公園 P:滝澤隆久